シンクの白い汚れは、すべて水垢とは限りません。
まずは普通の洗剤で落とせる汚れを取り除き、 残った汚れに合わせて洗い方を変えるのが基本です。
今回は実際のステンレスシンクを使い、 普通の洗浄 → 酸洗い → すすぎ・後処理 → 追加洗浄・仕上げ → 乾燥後の確認 の順で検証します。

最初は、今ご自宅にある台所用洗剤か油汚れ用洗剤でOKです。特別な洗剤を用意する必要はありません。 今回は、普段使いのアルカリ性洗剤「マジックリン」と柔らかいスポンジを使い、油汚れや皮脂汚れから落としていきます。 まずは、いつもの洗浄で落とせる汚れを取り除きましょう。 簡単に落とせる汚れから取り除いていきます。 ※洗剤はシンクの素材に使用できるものを選んでください。





いつもの洗浄で落ちた汚れと、まだ残っている白い汚れを確認します。
なぜ最初にいつもの洗剤から洗うの?
この段階の目的は、 白い汚れを全部落とし切ることではありません。
シンクには白い汚れだけでなく、 油や皮脂、食べ物の汚れ、洗剤の残りなどが重なっていることがあります。
そこで最初に、 いつもの洗剤で落とせるものを先に取り除きます。
そのあとに残った白い汚れを見ることで、 次にどんな洗い方をすればいいのか判断しやすくなります。
いつもの洗剤で落ちなかったら、洗い方を変える
いつもの洗剤で洗っても、白い汚れが残りました。
そこで今回は、酸性ヌリッパーを使った洗浄へ進みます。
大切なのは、洗剤をただ強くするのではなく、残った汚れに合わせて洗い方を選ぶことです。
ここから先は、酸性洗剤を使う工程です
自分で掃除を続けることもできますが、 洗剤の扱いや道具の準備が負担になる場合は、 プロに依頼する方法もあります。
料金や作業内容を確認してから判断してもいいと思います。
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今回の実施条件
- 対象: ステンレスシンクの白い付着汚れ
- 最初の洗浄: マジックリンと柔らかいスポンジ
- 酸性洗剤: 酸性ヌリッパー
- 使用道具: プラグレ、3M パワーパッド No.3008
- つけ置き時間: 約10分
- 酸洗い後: たっぷりの水ですすぐ
- 後処理: アルカリ電解水による中和処理後、再度すすぐ
- 追加洗浄: EZクリーンとNo.3008
- 仕上げ: ステングロス
- 判定: 最後に乾かし、白い汚れの残り方を確認
残った白い汚れを酸性ヌリッパーで洗う

なぜ今回は酸性ヌリッパーを使うの?
「白い汚れだから酸性洗剤を使う」 という単純な判断ではありません。
シンクの白い汚れには、 水に含まれる成分だけでなく、 石けんカスなどが重なって付着していることがあります。
今回は、普通の洗剤で先に落とせる汚れを取り除いたあとも、 白い付着汚れが残りました。
そこで今回は、 リン酸とグリコール酸を含む酸性ヌリッパーを使って、 残った石けんカス系の付着汚れへアプローチします。
汚れと洗剤の選び方については、 今後別の記事でも詳しく解説する予定です。
一緒に使う道具

酸性ヌリッパーを塗り広げたら、 約10分つけ置きします。
この時間で洗剤を汚れに浸透させ、 固く付着した汚れを柔らかくしてから洗います。
※放置時間は製品表示や作業環境を確認し、 洗剤を乾かしたまま放置しないようにしてください。
酸性ヌリッパーを使用するときは、製品表示を確認し、 換気をしながら手袋・保護メガネを着用します。 洗浄後は、たっぷりの水で十分にすすぎます。
⚠ 酸性洗剤と塩素系製品は絶対に混ぜない!
有毒な塩素ガスが発生する危険があります。使用する順番を逆にしても危険です。塩素系漂白剤や塩素系洗浄剤を使った場所では、続けて酸性洗剤を使用しないでください。
ここからは、酸性ヌリッパーを使って 残った白い付着汚れを洗っていきます。





十分にすすいで確認すると、シンク奥の立ち上がり中央には、まだ白い跡が残っています。 酸洗いだけでは落としきれなかった部分です。
ここまでの作業をプロに任せるなら
洗剤選びから、すすぎ、仕上げまで。 キッチンの掃除には思った以上に手間がかかります。
道具をそろえる費用や作業時間と、 プロに依頼する料金を比較するのも一つの方法です。
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酸洗いのあとは、アルカリ電解水で中和してから確認する
酸洗いの後は、素材を守る中和処理
酸性洗剤で汚れを落としても、 それで作業終了ではありません。
実際に、すすぎや後処理が不十分で、 素材が変色する「酸焼け」を起こした事例も 現場で見てきました。
おそうじステップでは、素材保護のため、 十分なすすぎに加えて アルカリ電解水による中和処理を行います。
今回は、界面活性剤や重曹などの追加成分を 持ち込まないことを重視し、 レックの「水の激落ちくん」を選びました。
汚れを落とすだけでなく、 洗浄後に何を残すかまで考える。 これもおそうじステップの洗浄方針です。

酸洗いで残った白い汚れを、EZクリーンで洗う
酸洗いによって、白い付着汚れはかなり減りました。 でも、シンク奥にはまだ白い跡が残っています。
ここで「もっと強くこする!」とはいきません。 次は洗浄方法を変えてみましょう。
今回使うのはEZクリーン。 メーカーが「ミネラル汚れはミネラルで落とす」と 説明しているクリーナーです。
キレート作用の詳しい話は別記事に譲るとして、 まずは実際の洗浄結果を見ていきます。



※EZクリーン自体は研磨剤不使用ですが、 併用するNo.3008には樹脂研磨粒子が含まれます。 素材や表面加工との相性には注意してください。

洗浄剤を十分に流し、残った汚れを確認します。
GSRという選択肢もある
同じく研磨剤不使用のクリーナーに、 GSRがあります。
今回のステンレスシンクなら、 私はEZクリーンを少し優先します。
でもGSRは鏡やガラスにも使えるのが魅力。 ほかの掃除にも使い回したいなら、 こちらも候補になります。
AmazonでGSRを見る※鏡の鱗汚れについては、別記事で実際の洗浄手順を紹介する予定です。 使用前には素材や表面加工への適合を確認してください。
洗浄が終わったら、最後の仕上げ
ここまでで白い汚れへの洗浄は一区切り。 最後はステングロスで仕上げます。
ステングロスの役割は汚れ落としではなく、 洗浄後のステンレスをきれいに仕上げること。 洗浄と仕上げは、別の工程です。
さて、白い汚れはどうなった?

それでは、養生を外した実際の仕上がりを見てみましょう。


それでも白い汚れが残ったら、もう一度「何の汚れか」を考える

今回は、実際のステンレスシンクを使い、 普通の洗浄から酸洗い、すすぎ、仕上げまで行いました。
自分で掃除する場合とプロに任せる場合。 お金だけでなく、時間や道具の再利用性も含めて 比べてみましょう。
自分で掃除する
お金
必要な洗剤や道具の購入費
時間・体力
準備・洗浄・すすぎ・仕上げ・片付け
道具
購入後も別の掃除に使える
プロに依頼する
お金
キッチンクリーニングの作業料金
時間・体力
掃除は業者が担当。立ち会いなどは必要に応じて
道具
基本的に自分でそろえる必要はない
すでに道具を持っているなら、買い直す必要はありません。 これからそろえる場合は、 今回だけでなく今後も使えるか も判断材料になります。
プロに頼む場合の料金・作業内容は?
自分で掃除する場合の道具代や作業時間と、 プロに任せる場合の料金を比べてみましょう。 納得してから選べば大丈夫です。
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※対応エリア・作業範囲・料金はサービスごとに異なります。 依頼前にご確認ください。
